最近の報告では、平均摂取量は一日あたり14g前後と減少傾向にあります。
食物繊維は便の量を増やして柔らかくし、便秘を減らすのに役立ちます。繊維の多い食事に慣れていないうちは、腸内細菌が繊維を発酵させるときに出るガスがお腹に溜まることがあるが、腸が慣れるとお腹のハリは減っていきます。
食物繊維を十分に摂る食事は、糖尿病、心臓病、肥満など、食事などの生活習慣が起因する病のリスクを下げるとされています。多くの野菜と全粒穀物を中心とした食事法は、国が推進している健康的な食事の方針とも合うので、多くの栄養士が推奨しています。
ある研究では、他に何も変えなくても食事に繊維を加えるだけで体重が落ちるとの報告もあります。その理由は、かさが増えるので満腹感が持続する事、食後の血糖値の上昇を抑える作用などが挙げられます。
食物繊維の多いとされる食品の比重は5%(アボカド)〜15%(レンズ豆)など、様々ですが、群を抜いているのがチアシードの37%!水分を吸うとドロっとゼリー状になる性質は、水溶性の食物繊維が溶け出しているからなのです。
効率よく摂取すると、食物繊維の補給に大きく役立ちます。
サラダに押麦や豆、キヌアなどを組み合わせるだけで、食物繊維の量がも食べ応えもグッとアップします。
果物の食物繊維は、実や皮に含まれています。ジュースにしてしまうと食物繊維が失われ、糖質の吸収が加速してしまうので、食べる時は丸ごと食べるようにしましょう。
① 日本人一日あたりの食物繊維摂取の「目標量」は女性18g以上。男性は21g以上
② 便秘の改善、糖尿病や肥満の予防、ダイエット効果など多くの効果がある。
③ 野菜、全粒穀物、ナッツ、海藻、豆に多くに含まれる。果物は丸ごとがおすすめ。
④ チアシードは食物繊維の含有割合が非常に高い。
⑤ 小腹が空いた時は、ナッツをおやつに。
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